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【その10】「キャリアと論語(人焉廋哉の巻)」

「子曰く、其の似(な)す所を視(み)、其の由る所を観(み)、其の安(やす)んずる所を察すれば、人焉(いずく)んぞ廋(かく)さんや、人焉んぞ廋さんや」[論語:為政-10

その人の日常生活の『現在』をしっかり視る。その人の経てきた『過去』を注意して観る。そして、その人が落ち着こうとしている『未来』の着地点を察する。そうすれば、その人は自分を隠すことはできない。本当の姿を掴むことができる。

これはキャリア面談に通じる内容だと思います。しっかり、相談者の現在、過去、将来をみて、相談者の心の奥底に向き合っていきたいものです。

皆さんはキャリア面談のとき、相談者の何を視、観、察するように心掛けていらっしゃいますか?(ふ)