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【その9】「個性」

6年前に受講した2級キャリコン対策講座の初日、ある年配の方が会議室の前でうろうろされていたので、私のお節介で講座の会議室に案内しました。

しかし、その方の名前を確認した所、対策講座の受講生ではありませんでした。先生からご希望の講座は別会議室と告げられ、ご立腹された様子でしたが、「申し訳ありません、あちらの部屋です」と丁寧に案内されました。

受講生はこの様子を固唾をのんで見ていました。先生は「これはあの方の『個性』ですから」と一言。私がうかつに案内してしまった悔いもありますが、ご立腹さえも『個性』と捉え、受容されたその姿勢がすごく印象に残っています。

皆さんは「これはその方の個性だ」と受け入れた経験はありますか?(ふ)