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四国の高知県に日本最後の清流と言われる四万十川があります。全長196km、四国で一番長い川です。山から流れ出た源流は、半分にも満たないところで、海まであと少しの場所にたどりつきます。しかし、そこから、また山に入り、何度も何度も蛇行を繰り返した後、海に注ぎます。
四万十川は、すごい回り道をしています。しかし、回り道の中でたくさんの支流に出会うことによって、水がきれいになります。また、蛇行の繰り返しは流れのゆるやかな場所をたくさんつくり、それによりたくさんの魚が住めるようになります。回り道がなければ、日本最後の清流とは言われなかったかもしれません。
「川の流れのように」という歌のように、人生で大きな回り道をしていたとしても、その回り道があなたの人生を豊かにするかもしれません。「水を最短最速で海に流す」だけの視点では、日本最後の清流という価値には気づきません。色々な視点に気づき自分なりの視点をいくつも持つことが、豊かな人生、キャリア形成のポイントかもしれません。